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放射線と発ガンの因果関係は、わかってない部分のほうが多いんだが、それでも現状の理解で安心しろというんだろうか?
昔原医研の人だったかの講義を聞いた範囲では,こんな感じだったかと.
高線量域(大ざっぱに言って,自然放射線の100倍以上の線量)に関してはほぼわかっている.結果もきれいに出る.議論百出なのは低線量域(同100倍以下).この領域で問題になっているのは,簡単に言ってしまえば「影響のでない線量というのがあるのか無いのか?」という点.
例えばある臓器にあるエネルギーの放射線を照射したときに,自然放射線の1000倍当てると発癌率が1/10000だったとします(ここで数値は適当です).現在わかっているのは,この倍の量当てると発癌率が2/10000程度になる
http://www.remnet.jp.cache.yimg.jp/kakudai/07/panel4.html [cache.yimg.jp]
この最後のほうで言ってる部分ですね。
「突然変異の頻度が線量の増加とともに直線的に増加することは確かで、これはどのような実験系でも確認されています。しかし、放射線発がんの場合には突然変異だけでなく、細胞死とそれに続く組織再生の過程が深く関わっていると私は考えております。したがって、この部分の線量反応は決して直線にはならず、多分線形二次曲線、あるいはごく低レベルの線量域にしきい値があるような形になるのではないかというのが現在の私
まあでもよくわかってない部分に関しては、現状の規制値より緩くなる方向(実際の害が現在用いられている手法による予測より少なくなる方向)だから(現状では)心配はしなくても良いと思うよ。#事態が悪化したら話は別だけど、それはまさに別な話だし。
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
いつから日本の科学精神は懐疑主義から権威主義に変わった? (スコア:0)
放射線と発ガンの因果関係は、わかってない部分のほうが多いんだが、
それでも現状の理解で安心しろというんだろうか?
わかってないのは低線量域 (スコア:5, 興味深い)
昔原医研の人だったかの講義を聞いた範囲では,こんな感じだったかと.
高線量域(大ざっぱに言って,自然放射線の100倍以上の線量)に関してはほぼわかっている.結果もきれいに出る.
議論百出なのは低線量域(同100倍以下).この領域で問題になっているのは,簡単に言ってしまえば「影響のでない線量というのがあるのか無いのか?」という点.
例えばある臓器にあるエネルギーの放射線を照射したときに,自然放射線の1000倍当てると発癌率が1/10000だったとします(ここで数値は適当です).現在わかっているのは,この倍の量当てると発癌率が2/10000程度になる
Re: (スコア:1, 参考になる)
http://www.remnet.jp.cache.yimg.jp/kakudai/07/panel4.html [cache.yimg.jp]
この最後のほうで言ってる部分ですね。
「突然変異の頻度が線量の増加とともに直線的に増加することは確かで、これはどのような実験系でも確認されています。しかし、放射線発がんの場合には突然変異だけでなく、細胞死とそれに続く組織再生の過程が深く関わっていると私は考えております。したがって、この部分の線量反応は決して直線にはならず、多分線形二次曲線、あるいはごく低レベルの線量域にしきい値があるような形になるのではないかというのが現在の私
Re:わかってないのは低線量域 (スコア:0)
まあでもよくわかってない部分に関しては、現状の規制値より緩くなる方向(実際の害が現在用いられている手法による予測より少なくなる方向)だから(現状では)心配はしなくても良いと思うよ。
#事態が悪化したら話は別だけど、それはまさに別な話だし。