米ベストセラーSF作家曰く、「今のSF小説は悲観的、イノベーションの足かせとなっている」
タレコミ by danceman
danceman 曰く、
アメリカ人ベストセラーSF作家のNeal Stephenson氏はTechnology Reviewとの公開インタビューで、今のSF小説は未来を「悲観的」に描写する傾向にあり、本来ならばエンジニアや科学者のやる気を奮い立たせる役割を果たせるはずが、むしろやる気を削いでおり、イノベーションの足かせとなっていることを認めたとのこと(本家/.、Technology Review記事より)。
だが氏は、悲観論に陥りがちな現在のSF小説を軌道修正しようと試みている。昨年、明るい展望を示す優秀なSF小説を集めた作品集を作る目的で、「Hieroglyph Project(象形文字プロジェクト)」を立ち上げた。氏自身も、宇宙船を軌道にのせるための発射台となる、高さ20キロメートルの高層タワーに関する小説を寄稿。実際にあるNASAの計画に基づいて書かれているという。
また、非技術面での不備がSF的大望実現の障壁となっていることも指摘し、こうした障壁を取り除く必要性を訴えた。例えば、リスクモデルがないことを理由に、保険会社が人工衛星発射の保険契約に対して消極的であることを例に挙げていたとのこと。
米ベストセラーSF作家曰く、「今のSF小説は悲観的、イノベーションの足かせとなっている」 More ログイン