iPad 2の性能はスーパーコンピュータ「Cray-2」と同等に
タレコミ by taraiok
taraiok 曰く、
テネシー大学の「Piotr Luszczek」氏は、アメリカのマサチューセッツ州で開催されたIEEE主催の「HPEC 2012」で「Anatomy of a Globally Recursive Embedded LINPACK Benchmark.」と題したプレゼンテーションを行った。このプレゼンテーションはベンチマークを通じてPCの進化を測る内容のようだ。同氏は、初期のスーパーコンピュータを対象に設計されたLINPACKを現代の機器で動作するように作り直しさまざまなテストを行った。その中には興味を引くベンチマークテスト結果が含まれていた。一つは作り直されたLINPACKを使用してAppleの「iPad 2」の性能を計測したところ、ワットあたり4 GFLOPSを達成。この性能は1985年製のクレイ・リサーチ社製スーパーコンピュータ「Cray-2」と同等の性能になったという(Phoronix.com、本家/.)。
また同プレゼンテーションでもう一つ興味深い内容があった。AMD Opteron 6180SEプロセッサをほぼ1(正確には1.04)としたワットあたりの性能比で、ARM Cortex-A9は4倍のパフォーマンス/電力効率を実現しているという。同テストでは、AMDのストリーミングプロセッサ「AMD FireStream 9370」が2.35倍、NVIDIA「Fermi M2050」が2.29倍、Intel「XeonプロセッサE7-8870」が0.74倍、Intel「Atom N570」が0.79倍という結果になったとしている。
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