スパイウェアを使用したFBI特別捜査官、息子の通う学校の校長による児童ポルノ検索を偶然発見
タレコミ by headless
headless 曰く、
あるFBI特別捜査官が息子のパソコンにスパイウェアをインストールしたところ、息子の通う学校の校長が児童ポルノの検索やアダルトサイトの閲覧をしていることを偶然発見したそうだ(Forbesの記事、 本家/.)。
この特別捜査官、Joseph Auther氏は任務地のサイパンで、中学1年生になる息子が学校からノートパソコンを貸与されたと知り、利用動向を確認しようとスパイウェアの「eBlaster」をインストールした。eBlasterは閲覧したWebページやキーストロークのほか、送受信したメールやチャット、インスタントメッセージの内容などをメールで通知するというもの。その後、異動が決まったAuther氏が返却前にスパイウェアを削除しようとしたが、方法がわからなかったため、パソコン修理店に個人情報やアプリケーションの削除を依頼したそうだ。ただし、店員にはスパイウェアのことを知らせなかったという。
パソコンを学校に返却したAuther氏は、引き続きスパイウェアが通知を送信してくることに気づく。内容は児童ポルノの検索やアダルトサイトの閲覧をしているといったもの。校長はパソコンがPublic School System(PSS)の所有物で、すでに返却済みだと述べていたが、PSSには返却されていなかったという。Auther氏が非公式に調査したところ、校長がパソコンを使用している疑いが強まった。校長は児童ポルノをダウンロードし、意図的に閲覧した罪で逮捕されたが、捜査が違法であることを主張したという。これに対して判事は、スパイウェアのインストールがFBI特別捜査官の任務とは無関係に行われ、スパイウェアを残したまま返却したのは偶然であるとし、さらに校長がPSS所有のパソコンを勝手に使用していたことから校長の主張を却下したとのことだ。
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