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出版社が一番知りたかった情報、読者の読み進め方の傾向を分析する新サービス

タレコミ by eggy
eggy 曰く、
インターネットが登場するまで、書籍を出版する側は読者の本の読み進め方を理解できておらず、どのような本で読者が読飛ばしたり拾い読みしたりするのか、またはじっくり読むのかが謎のままであった。だが米国では、テクノロジーを駆使した新たなサービスが、出版側にそうした情報を提供し始めているとのこと(本家/.New York Timesより)。

独立系出版のSmashwords社は、10月より定期購読サービスを開始した電子書籍ライブラリ「Scribd」上に225,000冊の電子書籍を公開している。また、同様に今秋よりサービスが開始された「Oyster」と呼ばれるライブラリにも電子書籍を公開している。こうしたスタートアップ企業が集積するデータを利用することで、より良い書籍の出版に繋げたいと考えているようだ。

Scribdによれば、ミステリー小説が長編である程に、話の結末を知りたくなった読者が小説の最後まで読飛ばす傾向があり、ビジネス系書籍と比べて自叙伝の方が最後まで読み切る傾向が高く、またヨガの本ともなれば必要な章だけを読むことが分かっているとのこと。また、宗教関連書籍よりもロマンス小説の方が読むスピードが速く、最も速いのは官能小説なのだそうだ。またOysterでは、「女性の頭の中を覗くことで女性の驚かせ方を理解することができる」という内容の書籍「What Women Want」を一度読み始めた読者は大概最後まで読み切ることになるが、米国史書籍の「The Cycles of American History」を最後まで読み切る読者は1%にも満たないのだそうだ。また、Oysterのデータが示すところによれば、章立ての細かい書籍の方が最後まで読み切る確立が25%も高くなることが分かっている。

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