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2014年の/.人気記事トップ3
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お金

日本ではなぜ「起業」が文化として根付かないのか 159

ストーリー by hylom
日本では起業家の社会的価値が低いしねぇ 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

Xerox傘下のパロアルト研究所(PARC)でビジネスデベロップメント日本担当ディレクタを務めているAki Ohashi氏が、日本と米国の起業文化の違いについてまとめている(PARC Blog:Startup Culture Divide: United States and JapanGigazine)。

日本ではなぜ起業が根付かないのか、ということについてご当人が最近(昨年末あたり?)、日本のベンチャーキャピタルが集まる場で聞いてみたそうで、たくさんの回答がもらえたそうなのですが、その結果「リスクを嫌い失敗することを極度に気にする気質」が日本の社会に精神として存在しているんだろう、という見解に達したようです。

Ohashi氏はドットコム・バブルの時期にCMUでMBAを取得した直後、クラスメイトだった友人と今で言うならPinterestのようなソーシャルメディア共有サイトを運営するTilefileの日本法人の設立を行った後、Facebook以前に国内でMixiなどの多数サービスを立ち上げたngi capitalに移ったそうですが、前述の見解を得るまでのかなりの苦労をされたようです。

ということで、以下、みんなで原文を読み解きながら、ぶっちゃけ日本だめじゃん議論とか、まてまてだからこうすればとか雑談してみようではありませんか(笑)

  • 国内で才能あるやつを探そうとするが、どいつもこいつもとっくに幻想に成り果てて、その会社にいられる間だけ約束されるに過ぎない終身雇用とやらの呪縛に縛られていて、起業するぜ!なんて気を起こすやつなどいないに等しい
  • 無意味で長過ぎるだけのセールス・サイクル、個々の企業の規模の大小というよりは、それらが利害関係により連合・重合して、言葉では強い信頼関係が形成されているとか表現するが、その実はそれが原因で巨大に膨れ上がってしまって身動きできずに縛られてしまっているニホンのカイシャ
  • 国内のM&A案件を扱うマーケットの貧弱さが故に日本で起業してもあまりにもぱっとしない、日本で起業することにインパクトがない
  • 日本のベンチャーキャピタルは事業家でも起業家でもなく、ただの貸金業で、そこで働くサラリーマンの集まり
  • 既成のものを作り変えよう、もっと良いものしようという意味での破壊を果敢に考えよう、実行しようとしなさ過ぎる、つまりこういった部分に関する思考の欠如
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スラッシュドット

寿春 2014 115

ストーリー by hylom
アレゲなニュースと雑談サイト 部門より

2014年、あけましておめでとうございます。昨年はスラッシュドット・ジャパンをご愛顧いただき、誠にありがとうございました。

さて、2014年は和暦に換算すると平成26年、平成生まれの人もすでに珍しくなく、年の流れの速さが感じられます。平成という年号は「平和が達成されている」という意味だそうです。そのとおり日本の平和は長らく達成され続けてはいるものの、ネットの世界では昨年も不正アクセスや情報流出案件が相次ぎ、平和であるとは言いにくい環境になりつつあります。また、青少年を狙った性犯罪的案件も依然として発生しており、LINEやニンテンドー3DSといった比較的新しいサービスやデバイスを利用した案件が登場したことも話題となりました。犯罪案件とはやや異なりますが、「ビッグデータ」の名の下で個人のプライバシに関わる情報の収集や活用に関する議論も多く発生しました。

これらの問題はIT技術に詳しい人だけでなく、そうでない人も多く関わっています。そのため技術者から見ると見当違いな報道や議論、対策が行われてしまうことも考えられますが、スラッシュドット・ジャパンでは今年も技術者目線からの情報発信や集積を行い、多少なりとも良い世の中になるお手伝いをできればと思っております。

とはいえ必要以上に堅いサイトになる気はまったくありません。本年も昨年同様にまじめなニュースサイトとふざけたまとめサイトの中間のポジションを狙う雑談サイトとして運営を続けていきたいと思っております。今年もスラッシュドット・ジャパンをよろしくお願いいたします。

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スラッシュドット

30年間目立たないように開発が続けられていた人工知能システム 42

ストーリー by hylom
人工知能に過度の期待をするのはやめよう 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

1984年から30年以上もの間、外部資本に頼らず負債もない状態で、また、研究結果に関する記事も書かない、何かしらの会議に出席することもなく目立たないように開発を続けてきたという人工知能研究機関が存在するそうです(GIGAZINE)。

この企業はCycorpという名前で、これまでは故意に表に出ないように人工知能の研究に取り組んできたそうです。彼らが研究している人工知能プロジェクト「Cyc」は、(どうやら)古めかしいif...then...elseみたいなスタイルで構築された知識ベース方式ではなく、いわゆる子育てに近いそうで、多数の一般的な人間の知識や常識などがデータベース化してあり、それらを元に推論を行うというものだそうです。したがって、Cycの推論では対象となる文章中の余白に何かしらの意味を見いだすような高度さを備えているとのこと。

Cycはすでに小学六年生の数学学習支援に使われているそうです。Cycが数学が分からない小学生のフリをするので、ユーザーはこのCycに小六レベルの数学を教えるとのこと。こうすることによって、Cycは数学を理解するし、小学生の言うことや、どうやって教えるべきか混乱している様子などを分析し、どのようなアクションを取れば小学生の数学学習の助けになるかを考えるということらしいです。

30年前というと、Ops5とかEXSYSとかありましたが、当時、そこへんでハマってた今ではオッサンに成り果てた/.Jerたち、いたらご意見どうぞ。

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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

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